昨日の続き。水耕栽培の環境を整えています。
前回記事の最後にある次の課題をクリアするためにいろいろ試行錯誤したことの記録のまとめです。
- 室内で栽培(できれば越冬も)
- できるだけ明るく(LED照射も検討)
- 溶液の遮光は必須(何か黒いものを巻く予定)
- 溶液交換は最低週イチで(これが一番難しい)
- 育ったときの栽培装置の製作を覚悟しておく
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室内で栽培(できれば越冬も)
越冬対策として、室内で育てたいと考えています。7.2℃以下の気温に一定期間あたらせるいわゆる「低温要求」を無視します。とにかく暖かい環境で春まで引っ張るつもり。
ハウスがあるならそれでも良いかも。とにかく今年は1本を大切に育てることにした。
設置場所は玄関、真冬でもうちの場合は10℃を下回らないので十分な暖かさを確保できると思っている。日々観察できることに重点を置いた。液肥が減ったときにすぐ対処できる点でも玄関は良い選択だと思う。
できるだけ明るく(LED照射も検討)
玄関は朝日が差すころは明るいものの、昼ごろには確実に光量が足りないので、LED証明による人工光を常時あててやろうと思う。LEDは昔買ったアクアリウム用がちょうど良い大きさだったのでそれを使う。
逆にその他の光が当たる条件ではせっかく用意したLED証明の有用性が確認できないので、同じ玄関でも太陽光の届きにくい場所を選択することにした。
溶液の遮光は必須(何か黒いものを巻く予定)
水耕栽培を行うにあたって最も大事なポイントの一つに「溶液の遮光」がある。
光が当たることで自然と藻が発生し、根の周りに藻が付着すると給水や呼吸が正常に行われなくなり根腐れに至りやすい。したがって水耕栽培では藻の発生を極限まで押さえ込む手段を講じる必要がある。だから遮光。
アルミホイルで遮光
当初、黒い何かを巻きつける予定だったけど、手堅くアルミホイルを巻きつけて輪ゴムで固定した。根の観察するのに都度アルミホイルを剥がせるように一工夫。
上部からの光もカット
LEDを照射してみると、横だけ遮光しても全然ダメ。しっかり中の液肥に光が当たってるので、上の層にはバークチップを入れて遮光を試みることにした。
市販のバークチップ(Mサイズ)のうち、大粒小粒に分類するとSサイズのものが集まった。遮光素材としてマルチ代わりに入れておこう。
溶液交換は最低週イチで(これが一番難しい)
根の呼吸について意識すると、液肥はできるだけ多い方が安定する。そして循環の過程で酸素が取り込まれる仕組みがあれば日持ちする。今の場合は良くて1週間なので、酸素濃度を意識しながら毎週日曜日に新しい溶液に総取替えする。
ところが、ハイポニカ溶液は作り置きできないできないときた!
ハイポニカの濃縮液(原液)は使用期限が無い液肥なんだけど、一度水で薄めたり2液配合すると一気に劣化していく(らしい)。個人的には作り置きは3日くらいしか持たないと思っている。
育ったときの栽培装置の製作を覚悟しておく
全てうまくいったときのことを考えるのはいささか皮算用的でもあるが、ブルーベリーが大きくなったときに現在持っている水耕栽培装置関係で栽培し続けるのは難しい。しかし、そのとき考えれば良いとも思っている。
とりあえず当面の育成形態が出来上がり(下の写真)。