休眠挿しを3月ごろに行う予定で採取した挿し穂が冷蔵庫にある。
お試しで1月27日から室内で培地に挿していたノビリス(T-100)に、葉芽の動きを確認できた。このままでたぶん大丈夫。残りの挿し穂も挿していくことにした。
室内で休眠挿しを始めようと思ったら色々気をつけるべきポイントがあったので、その辺りについても触れながら。
室内栽培では管理しやすさを何より優先する
挿木はきちんと水管理ができなきゃ上手くいかない。できるだけ日々目に付く場所に置くことが挿木苗を放置しないコツだ。それなりに拘ってみる。
設置場所
リビングにスチールラックを組立てて鉢を置いている。ここで休眠挿し苗を管理する。気温は夜中から朝方以外は20℃前後はキープされているので良い環境だ。一方、湿度が恐ろしく低いので乾燥対策は欠かせない。
培地
水管理の煩雑さから解放されたければ「大きな容器」で「ピートモス多め」が良い。
が、室内ならではの制約でそんなことできるわけねーよ。
ということで、培地には6号スリットポットをチョイスした。中身はピートモス6:籾殻4のブレンド。かなり水はけが良い、むしろ良すぎるといっても過言ではない。
鉢受け
室内を水浸しにするわけにはいかないので、鉢受けが必要となる。
このせいで水はけが悪くなるのは本末転倒なので、慎重に選びたいところだが、今までの経験上、安定性を最重視しています。なにせ、こども達が遊びまわって何度も鉢を倒された経験があるもので。
鉢よりかなり大き目をチョイスした。
乾燥防止対策
外と比べて室内は暖かい反面、乾燥度合いが強い。
対策として、鉢にスッポリとビニールを被せることにした。6号ポットの直径は18cmなので外周60cmを覆う大きさ必要だ。袋をかぶせたままで観察したいので透明が良い。
と、そこにボードン袋があった。これなら丈夫で安い。
挿し穂の処理
冷蔵庫から取り出した挿し穂を次のように処理する。緑枝挿しのときと比べれば求められる作業スピードは低いので、挿し木初心者でも簡単だろう。
今回処理した挿し穂は、前回余ったノビリス(T-100)とクライマックスです。時期が遅かったけど、どちらも緑枝挿しのとき失敗した品種なんだよなー
- 挿し穂上下の確認をしたら、剪定ばさみで一番下の芽の位置付近でカットする
- 切り出しナイフ等で切り返し、水の入ったコップ浸け1時間ほど放置する
- 品種混じりにならないようにエリアを決めて培地に挿す
- 日付と品種を明示してビニールを被せて終了
無事終了しました。培地は3日に1回程度は水分を与える形で管理してみる予定です。